愛玩動物飼養管理士について初めて聞く人は、「どういう資格なの?」と疑問に思いますよね。
このページでは、
愛玩動物飼養管理士とは、どういう資格か?
簡単にわかりやすく説明しています。
また詳細も解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
では、まずは愛玩動物飼養管理士の要点や概要から、ざっくり知り全体像をイメージしてみましょう。
その後、もう少し詳しく歴史や法律についても簡単に書いていますので、理解を深めてみてください(^^)
「愛玩動物飼養管理士とはこんな感じの資格なんだよ~」ってわかるようになりますので、最後まで見てみてくださいね。
愛玩動物飼養管理士とは?要点・概要説明
ここでは、愛玩動物飼養管理士について要点や概要をまとめています。
取得後のイメージ | ペットのスペシャリスト |
学ぶ内容 | ペットの飼い方、習性、法令、しつけ ※犬、猫、鳥、小動物(うさぎ、ハムスターなど)、爬虫類まで幅広い知識 |
受講期間 | 6ヶ月以上 |
有資格者各級累計 | 約20万人 |
階級 | 1級、2級、上級、に分かれています |
受験会場 | 全国主要都市 |
実施団体 | 公益社団法人日本愛玩動物協会 |
愛玩動物飼養管理士の歴史 | 1981年~2022年(約45年) |
法律 | 「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づく資格 |
合格率 | 例年80%前後 |
難易度 | 1級は普通、2級は比較的優しい ※多くの人が真面目に勉強すれば合格できるレベル |
更新料 | 0円※更新不要 |
取得するメリット | 「動物取扱責任者」になるための選任要件のうち、「動物関係の資格」の1つとして認められている ⇒ペット関連のお仕事で働きやすくなる ペットの適切な飼い方がわかる |
勉強方法 | ・通信講座にて学ぶのが一般的 ※講習会(スクリーニング)あり、現在オンラインでの開催(録画動画視聴) ・動物関係の専門学校など |
受講受験料 | 2級:32,000円、1級:34,000円 |
認定登録料 | 2級:8,000円、1級:20,000円 ※合格後1度だけ支払い |
愛玩動物飼養管理士とは?
愛玩動物飼養管理士とは、公益社団法人 日本愛玩動物協会が「愛玩動物飼養管理士」と認定している人のことです。
公益社団法人 日本愛玩動物協会のホームページでは、愛玩動物飼養管理士とは以下のように定められています。
愛玩動物飼養管理士とは、「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、愛玩動物(ペット)の愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識・技能を、公益社団法人日本愛玩動物協会の通信教育によって体系的に修め、所定の試験に合格し、協会より認定登録された者をいいます。
『公益社団法人 日本愛玩動物協会』
愛玩動物飼養管理士をきっちりと表現をしていますので、難しい言い方に感じられるかもしれませんね。
まずは簡単に理解してから、もう一度読み直すと理解が深まりますので、下記では簡単な解釈をしてみました。
一度目を通して、イメージを作ってみましょう。
簡単に説明すると?
ペット飼育のスペシャリストみたいなイメージです。
愛玩動物飼養管理士を簡単に説明すると、英語での表記から考えると説明しやすいです。
愛玩動物飼養管理士認定規則によると、愛玩動物飼養管理士は英語で「Pet Care Adviser」と決められています。
英語を直訳すると、「ペットをケアするアドバイザー」という意味です。
また、それぞれを日本語に翻訳し直すと、
ペット=愛玩動物
ケア=愛護、適正飼養
アドバイザー=管理者、管理士
となります。
つまり、上記の3つの意味をつなげると、「ペットを可愛がり適切に飼育できる人」、また「ペットの飼育について相談できる人」という意味に取れます。
ペットを適切に飼う自信が生まれたり、人から頼りがいのある存在だと思われそうですね。
愛玩動物飼養管理士は、自分だけではなく世間一般にも、適切にペットを飼うことを普及するのも目的としています。そのため、アドバイザーはふさわしい英語といえます。
愛玩動物飼養管理士の歴史は?
愛玩動物飼養管理士の歴史について簡単に説明します。
愛玩動物飼養管理士という資格は、公益社団法人 日本愛玩動物協会によって作られた資格です。
そもそもなのですが、公益社団法人 日本愛玩動物協会自体は、1979年に設立許可がおりて、事務所が東京千代田区三崎町にて創設されました。
現在2022年から振り返ると、創設からおよそ43年が経つ、歴史ある協会ですね。
また、愛玩動物飼養管理士も長い年数が経っているものであります。1981年に総理府(現在は再編により内閣府)と協議の上(指導助言により)、愛玩動物飼養管理士という名前になり始まりました。名前制定から、約45年経っています。
実は試験の始まりは、2級試験の方が早いです。
二級愛玩動物飼養管理士の第1期認定試験は、1982年に始まりました。
一級愛玩動物飼養管理士の第1期認定試験は、1985年に始まりました。
約3年間、二級の方が試験開始が早いですね。
簡単に愛玩動物飼養管理士の歴史を振り返ってみたのですが、どうでしょうか?思った以上に歴史がある資格だと感じませんか。
受験して合格する価値がある資格ですので、ぜひ頑張りましょう。
愛玩動物飼養管理士にかかわる法律は?
愛玩動物飼養管理士に関わる法律について、簡単に説明します。
愛玩動物飼養管理士は、「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨にもとづいて資格になりますので、「動物の愛護及び管理に関する法律」について簡単に触れておきます。
動物の愛護及び管理に関する法律は、動物愛護管理法とも言われています。
制定は昭和48年と古く、西暦に直すと1973年の頃です。
現在は2022年ですので、制定から49年経っています。
「なかなか古いな~」と思うかもしれませんが、たびたび改正されており最新の動物取り扱い事情も考慮されています。
2019年(令和元年)の改正では、マイクロチップの装着の義務化について法律に盛り込まれていますので、最新の事情に対応した法律であるのがわかりますね。
愛玩動物飼養管理士はこちらの動物愛護管理法にもとづいていますので、教科書や試験内容等も、日々新しく変わっています。
ぜひ勉強する時には、最新の内容を学ぶようにしましょう。
もっと詳しく「動物の愛護及び管理に関する法律」について知りたい場合は、こちらから全文を見てみると良いでしょう。